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多数傷病者対応訓練を実施しました

最終更新日:2021年03月20日担当:若狭消防署

若狭消防署において、救急業務に携わる職員の生涯教育の一環として、多数の傷病者が発生した事故などで傷病者の適切な観察についての訓練会を実施しました。

多数傷病者事故では、通常の事故とは異なり多数のけが人が発生し迅速な対応が求められることにより、トリアージという概念に基づいて活動します。

トリアージとは、医療資源等が制約される中で、一人でも多くの傷病者に対して最善の治療を行うため、傷病者の緊急度に応じて搬送や治療の優先順位を決めることをいいます。

トリアージで得た情報をトリアージタグと呼ばれる用紙に記載していきます。

 

 

傷病者に見立てた4名の職員に対し、トリアージを行う訓練を実施しました。

 

 

傷病者に対し一次トリアージ(START変法)を実施しました。
START変法とは、呼吸や循環、意識状態について解剖学的評価を行います。

 

 

一次トリアージの情報をもとに、二次トリアージ(PAT法)を実施しました。
PAT法とは、呼吸や循環などの生理学的評価、全身観察による解剖学的評価を行います。また、受傷機転、災害時要援護者(災害弱者)なども評価基準にします。

 

 

それぞれのトリアージごとに、観察結果をトリアージタグに記載していきます。

 

 

指揮所で傷病者情報を集約し状況を把握する訓練を実施しました。

 

 

訓練実施後に、活動に対しての検討を行いました。

 

 

※新型コロナウイルス感染症対策をとっての訓練会を実施しています。

 

 

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