防火・防災
住宅防火のすすめ ーリチウムイオン電池編ー
最終更新日:2025年04月17日担当:予防課
モバイルバッテリー等の処分について
近年、廃棄物処理施設やごみ収集車などでリチウムイオン電池に起因する火災事故が頻繁に発生しています。
リチウムイオン蓄電池は、繰り返し充電することができ、小型で高性能ということもあって、私たちの身の回りにあるさまざまな製品に搭載されています。
スマートフォンやパソコン、モバイルバッテリーにワイヤレスイヤホンなど様々な製品に使用されています。
?リチウムイオン電池はなぜ発火するの?
発火もさまざまな原因がありますが、リチウムイオン電池に使用されている「電解液の酸化」が原因のひとつとされています。
リチウムイオン電池は劣化すると、中の電解液が酸化しガスが発生します。これによりバッテリーが膨張し、衝撃が加わることにより事故となるケースがあります。
安価なバッテリーの中には安全基準を満たさないものが存在します。
それらの製品は、充電等による発熱を感知し制御する安全装置が機能しないものもあり、大変危険な状態になることがあります。
リチウムイオン蓄電池に使用される電解液は、消防法における引火性液体(第4類)に該当します。危険物として取り扱われることからも、火災原因となりえることがわかります。モバイルバッテリーなど少量の取扱いであれば消防法による規制の範囲外となることから、個人が注意して使用する必要があります。
リチウムイオン電池の処分方法
リチウムイオン電池を使用している製品をほかのごみに混ぜて捨てると、回収時や処理施設で衝撃等を受けた際に発火し、周りの可燃物に燃え広がり大きな火災となることがあります。
リチウムイオン電池の処分方法はお住いの自治体(市町村)により異なることから、自治体の回収方法を確認いただき適切に処分するようお願いします。
また、家電量販店等にも回収ボックスを設置している店舗がありますので活用するとよいでしょう。
リチウムイオン電池は、生活に欠かせないものとなっている一方で、火災危険のある製品です。適切に使用、処分するよう注意しましょう。
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