けが・病気
噛まれたとき・刺されたとき(刺咬傷)の応急手当
最終更新日:2024年02月01日担当:若狭消防署
哺乳類による咬傷(イヌ・ネコ・ヒトなど)
哺乳類による咬傷はこれらの歯牙によって生じる皮膚(もしくは皮下組織)の創傷である。咬力が強いほど深く組織損傷が大きくなる。
哺乳類の口腔内には種々の雑菌が常在しており咬傷部から細菌が混入しやすいため、細菌感染に注意する必要がある。
応急処置
- 新鮮な咬傷については応急止血し滅菌水で洗浄し消毒する。
爬虫類(ヘビ)による咬傷
①マムシ
血管壁透過性亢進(出血)と凝固障害・・・出血毒
②ヤマカガシ
血液凝固障害
応急処置
- 咬傷部より中枢側で軽く緊縛し、患肢を挙上した状態で搬送
- 患部を軽く冷却
昆虫類による刺傷(ハチ)
・ミツバチ、スズメバチ
ヒスタミン様物質、アレルゲン(蛋白分解酵素等)、神経毒
応急処置
- 可能なら残存した刺針や体毛の除去・洗浄し消毒
- 発赤、腫脹がある場合は軽く冷却
- アナフィラキシーショックにはアドレナリンの投与
クラゲ・海洋生物による刺傷
・アカクラゲ
触手の刺胞毒を受けると火傷に似た痛みが走り、みみず腫れや水脹れ、時に呼吸困難や溺死を起こすこともある。
応急処置
- タオルなどを使ってクラゲの触手を取り除く
(素手で除去しようとすると二次的に手も刺され被害が拡大する) - 海水で洗う
(真水で洗うと表皮についたクラゲ細胞から毒針が発射され疼痛が強くなる) - 氷や水で冷やす
※場合によってはアナフィラキシーショックがおきるため、一度クラゲに刺された場合、二度目以降は注意が必要である。
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