けが・病気
打撲・骨折の処置
最終更新日:2020年09月23日担当:若狭消防署
打撲とは
転倒や物に強くぶつかるなど体外からの力による、傷口を伴わない軟部組織の損傷をいいます。
打撲の応急処置
打撲したときはR・I・C・Eと呼ばれる応急処置を実施しましょう。
R I C E
R(REST)=安静にする
打撲した部位を無理に動かすと、症状が悪化する恐れがあるので、なるべく患部を動かさず、痛みが少ない体勢で安静にしましょう。
I(ICE)=冷却する
打撲したところやその周りに対し、湿布や冷却材を使用して冷却して下さい。なお、氷を直接患部に当て続けると凍傷になる恐れがあるので注意が必要です。
C(COMPRESSION)=圧迫する
打撲したところを圧迫することで内出血や腫れを抑えることができます。なお、圧迫しすぎると血の流れが悪くなる場合があるので注意しましょう。
E(ELEVATION)=高く挙げる
打撲した部位を心臓より高い位置に保つことで内出血を抑え、痛みを緩和することができます。
これらの対処法はあくまで応急処置であり治療ではないので、念のために医療機関を受診することをお勧めします。なお、痛みが引かない、めまいなどの症状が出た場合はすぐさま医療機関を受診しましょう。
骨折とは
強い外力を受けて骨が部分的あるいは完全に離断された状態をいいます。
骨折をした時の応急処置
骨折をしたときは部位ごとによって応急処置の方法が違います。ただ、打撲の時と同様にR・I・C・Eを行うことで痛みの軽減をすることができます。では部位ごとの処置を説明します。
手や足の指を骨折した場合
骨折部を冷却し、添木をしてください。添木は新聞紙、タオル、割りばしなどでも代用できます。
手首を骨折した場合
骨折部を冷却し、添木をしてください。固定するときは腕の上下の関節まで動かないよう固定するのがベストとなるので、体幹に骨折部を固定するために三角巾などを使って腕をつるしましょう。
足首を骨折した場合
骨折部を冷却し、固定をしてください。足首に添木をするのは難しいので、テーピングを使用することをおすすめします。
大腿部を骨折した場合
足の内側と外側の両方から添木を行い三角巾等で固定をしてください。
以上のことはあくまで応急処置なので、すぐさま病院を受診してください。
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